ISA SUPER LOWハンドルを解説!
世界初の「内外(うちそと)テーパーハンドルバー」で有名なISAテーパーハンドル に新しくSUPER LOWハンドルがまもなく正式にラインナップされます!
長文になりますが、用途やハンドルの性能に関して解説します!
当店では既に15台ほど取付させて頂いていますが、皆様からかなりの高評価を頂いております!
ステアリングダンパーを取付した際にハンドル位置が3cm上がってしまうので、それに対応すべくなるべく低いハンドルを探して装着していましたが、どうしてもノーマル位置より高くなったりハンドルの引き角がいまいちで、なんとかならないかなと悩んでいました。
そんな時、いちバイクショップである当店のニッチなニーズに耳を傾けて頂き、ISAさんが製作して頂く事に!
要望は「KTMグループのエンデューロモデルにステアリングダンパーを装着すると3cmポジションが上がるのでそれを相殺してさらに日本人にマッチしたポジションにするためにKTMとハスクバーナのエンデューロモデルのハンドル位置よりも1㎝ほど低いGASGASのノーマルハンドル位置にしたい」
というかなり無茶なお願い!
それでもコンピューターにデータを入れて強度計算などをして頂き、出していた要望よりも1mm高くなるが形状的に限界のものを製作して頂けるとの事。

そして形状確認用の試作品が到着!
このハンドルの形状の制作を依頼するときに心配だったのは
「こんな形状でフロントタイヤから伝わる振動が正しくハンドルやそれに乗るライダーに伝わるのか?」
「たれ角がほとんど無いのに、オフロードバイクのハンドルの性能として必要なしなりはあるのか?」
という点でしたがISAさんから「しなりに関しては内外テーパーの技術で問題ないだろう」との事。
ポジションもばっちりですが、あとは作って乗ってみないと分からない!
「試作品は焼き入れしていないので絶対に乗って走らないで」との事。
これでGOサインを出すと初期ロットの100本が生産されてしまう!という不安もありましたが、このハンドルの完成品を装着して早く乗ってみたいという気持ちが優先して製作していただきました!

そして完成品が到着!
こんなにもフラット!

フラットすぎてハンドルの刻印をある程度頼りにしないと取付するポジションが分からないくらい特殊な形状です!
装着するとKTM・ハスクバーナモデルのエンデューロモデルよりもステアリングダンパーを取付しているのにさらに1㎝低く、かなりしっくりきます!
KTMやハスクバーナのモトクロス用のハンドルはエンデューロモデルの物より1㎝くらい低いので小柄なライダーや低いポジションが好みのライダーはモトクロス用のハンドルを使っていることもありますが、引き角がエンデューロ用とは異なります。
